[堺市(大阪府) 13日 ロイター] - シャープ(6753.T)の戴正呉社長は13日に開いた記者会見で、あらゆるものがインターネットにつながるIoT(インターネット・オブ・シングス)技術を中核に据えた企業への転換を急ぐ考えをあらためて示した。グローバル展開も加速させることで、これまでの守りの経営から攻めに転じる。

戴社長は「今までのシャープのイメージは家電メーカーだが、これからは人に寄り添うIoT企業になりたい。それが私の使命のひとつだ」と説明。「守りから攻めの戦略、業績拡大の戦略」にシフトすると強調した。戦略の実現に向け、グローバルでのブランド強化や新規事業の加速などを盛り込んだ中期経営計画を策定、5月中旬に発表する。

戴社長は「2017年4月からの海外構造改革と業績拡大方針を作る」と語った。

攻めに転じるために、年齢や性別、国籍に関係なく、成果を上げた人に報いる信賞必罰の人事制度も導入した。若手の活躍を後押しする仕組みにすることで、年齢構成の是正を目指す。

「シャープの平均年齢はだいたい50歳だが、45─46歳に引き下げたい」という。第2新卒の採用を強化するなどして、2018年4月採用者数は17年4月比で倍増させる計画だ。

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シャープは幹部の流出が相次いでいるが、戴社長は「人材流出は心配していない」と指摘。経営改革を推進する現経営陣と一緒にやっていく意思のない人材が「去っていくのは構わない」と語った。

東証一部上場復帰については「早めに申請したい」と述べるにとどめた。

(志田義寧)