[ワシントン 18日 ロイター] - 昨年11月の米大統領選挙までの7カ月間に、フリン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)などのトランプ陣営が少なくとも18回、電話や電子メールでロシア政府関係者やロシア大統領府に関係がある人物と接触していたことが、明らかになった。現米政府関係者や政府OBが明らかにした。

米連邦捜査局(FBI)と議会は、ロシアの米大統領選介入疑惑のほか、トランプ陣営とロシアとのやり取りについて捜査している。今回明らかになったのは同捜査で調べられている記録の一部。

現政府関係者とOBの3人によると、そのうち6回は、フリン氏を含むトランプ氏のアドバイザーとロシアのキスリャク駐米大使による電話だという。

現政府関係者4人は、フリン氏とキスリャク氏の会話が昨年11月8日の大統領選の後に増加したと明らかにした。両氏は、米国家安全保障当局の手続きを通さずにトランプ氏とロシアのプーチン大統領が連絡を取る手段の設置について協議したという。

トランプ大統領就任後のホワイトハウスは1月、選挙戦中のロシア側との接触を否定。その後、ホワイトハウスとアドバイザーらは、選挙戦中にキスリャク大使とアドバイザーが4回面会したと明らかにした。

こうした接触についてロイターに明らかにした関係者は、トランプ陣営とロシアによる不正行為や共謀を示す証拠はこれまで確認していないと述べた。ただ、一連の接触が明らかになったことにより、トランプ大統領と側近に対し、ロシア側とのやり取りに関する詳細な説明を行う圧力が高まる可能性がある。

ホワイトハウスはコメントの要請に応じていない。フリン氏の弁護人とロシア外務省当局者はコメントを控えた。

ロシア疑惑を調査するモラー特別検察官が任命され、米首都ワシントンではこの問題で独立した調査を求める声が一時的に収まっている。だがトランプ政権と共和党に対する包囲網は狭められつつあるようだ。

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