[東京 19日 ロイター] - 財務省が19日発表した1月貿易統計速報は、貿易収支が1兆3126億円の赤字だった。3カ月連続の赤字で、2019年1月以来のマイナス幅。中国の春節が昨年よりも早い1月25日に始まったことなどで、輸出が落ち込んだ。新型肺炎の拡大による影響は現時点では不透明という。

ロイターの予測中央値は1兆6949億円の赤字で、赤字幅は予測より小さかった。輸出は前年比2.6%減(予測中央値は6.9%減)、輸入は同3.6%減(同1.3%減)。

対中輸出は前年比6.4%減で、有機化合物(同マイナス26.4%)、自動車の部分品(同17.8%減)などの輸出が減少した。一方、自動車(同32.0%増)、プラスチック(同13.9%増)の輸出は増加した。中国からの輸入は同5.7%減少した。

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対米輸出は同7.7%減で、自動車(同18.5%減)、建設用・鉱山用機械(同19.5%減)の輸出が減少した。特に自動車輸出の減少が続いており、米国での現地生産が進んでいることや、乗用車市場の落ち込みが影響している。

財務省は、今回の統計に新型肺炎の拡大がどれほど影響したか、現時点で確固たることは分からないと説明。だが、足元では新型肺炎の拡大が懸念されており、「中国との貿易状況は引き続き、注視していく必要がある」(幹部)と指摘した。

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(浜田寛子)