[ロンドン 30日 ロイター] - 英蘭系石油大手のロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L)は30日、過去80年で初の減配に踏み切ると発表した。次回の自社株買いも停止する。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた需要減から国際原油価格が急落していることが背景。

ベン・ファン・ブールデン最高経営責任者(CEO)は声明で「マクロ経済見通しの悪化が続いており、中・長期の見通しも非常に不透明だ。当社の耐性を強化し、財務力を支え、シェルの長期的な価値創造を助けるため、さらに慎重な措置を講じることにした」と表明した。

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第1・四半期から四半期配当を1株16セントに引き下げる。前四半期は47セントだった。

シェルは第2次世界大戦以降、配当を引き下げていなかった。

第1・四半期決算は、在庫評価の影響を除いたカレント・コスト・オブ・サプライ(CCS)ベースの株主帰属純利益(特定項目を除く)が前年同期比46%減の29億ドルとなった。同社がまとめたアナリスト予想を上回った。

昨年第4・四半期の純利益も29億ドルだった。

需要の急減を受けて、製油事業の業務を最大40%削減していることも明らかにした。