[ロンドン 11日 ロイター] - 米国防総省で初の最高ソフトウェア責任者を務めたニコラス・シャラン氏は、人工知能(AI)開発競争で米国はすでに中国に敗れたと指摘し、中国は新興サイバー技術が発展しており、世界の覇権を握るとの見方を示した。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に述べた

西側情報当局の分析によると、中国は、AI、合成生物学、遺伝学など主要新興技術の多くで約10年以内に覇権を握る可能性が高い。

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シャラン氏は、米軍の技術革新の遅さに抗議して辞任した。

同氏は、対応を怠れば、米国がリスクにさらされると指摘。すでに勝負はついており、「戦争が必要になるかどうかは分からない」が、中国は将来、さまざな分野で世界の覇権を握るだろうとの認識を示した。

また、米国の一部政府機関のサイバー防衛能力は「幼稚園レベル」だと指摘。グーグルがAI分野で国防総省への協力に消極的だったことや、倫理を巡る議論で米国のAI開発が遅れたとの見方を示した。

グーグルのコメントは取れてない。

同氏によると、中国企業は政府への協力を義務付けられており、倫理問題に配慮せずAIに「巨額の投資」を行っているという。