[北京 4日 ロイター] -中国外務省は4日、前週の天安門広場への車両突入炎上事件について、外国メディアが社会的、民族的動機が事件の背景と指摘したことを非難した。

10月28日に天安門広場にいた人々に車両が突っ込み炎上した事件では、車内にいた3人を含む5人が死亡し、40人以上が負傷した。中国政府は、新疆ウイグル自治区のイスラム武装派による周到に準備された「テロリスト攻撃」と断定した。

ところが、米ケーブルテレビCNNは前週、事件が「周到に準備されたテロリストの仕業なのか、それとも中国国家の壮大な発展の流れの末端にいる人々の絶望の嘆きが急速に結集したものなのか」と疑問を投げかける論説をウェブサイトに掲載した。

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外務省の報道官は記者会見で「罪のない市民や観光客に突入するという暴力的なテロリスト行為を中国の民族や信仰に関する政策と関連付け、中国の民族・信仰政策を中傷した人がいる。これはテロリストとの共謀である」と述べた。

外務省の会見に先立ち、中国中央テレビ(CCTV)と中国共産党の機関紙人民日報傘下のタブロイド紙「環球時報」がCNNの論説は事実を歪曲していると批判していた。

CNNは声明で、記事はあくまで論説であるとし「cnn.comに掲載される論説は、執筆者の個人的見解であり、CNNの見解ではない」と表明した。